市況 market conditions 2004 9 29

 アメリカの株式市場と連動性が高い日本の株式市場は、
アメリカの株式市場が落ち着かないと、なかなか難しいものがあります。
そのアメリカ株式市場は、原油相場が落ち着かないと、なかなか難しいものがあります。
 多くの人は、このまま原油高が続けば、
景気に悪影響が出る懸念があるので、
企業の業績に不安があると考えているのでしょう。
 しかし、全部の業界が悪いとは言えないでしょう。
今回の原油高で、石油産業は儲かったでしょうし、
イラク戦争によって、軍事産業は大儲けできたはずです。
 こうしてみると、ここ数年、不景気だった「石油産業と軍事産業」には、
ちょうどよい景気対策になったはずです。
だから、全部の業界が悪いとは言えないのです。
 歴史を点検すれば、アメリカは、「石油産業と軍事産業」のために、
定期的に、何らかの理由を考えて、景気対策を実施しています。

危機一髪 narrow shave 2004 7 17

「JFK暗殺 40年目の衝撃の証言」
JFK. LE DERNIER TEMOIN
ウィリアム・レモン William REYMOND
ビリー・ソル・エステス Billie SOL ESTES
原書房

 この本は、エステスの「栄光と挫折」が語られている。
しかし、気のせいか、エンロンの「栄光と挫折」を連想してしまう。
 同時に、ジョンソン副大統領の強運が、印象に残る。
ジョンソン副大統領は、危機一髪の状況で、いつも、運が味方する。
たとえば、このように書かれている。
 ビリー・ソル・エステスに関するスキャンダルが、爆発しそうになる状況で、
「ジョンソンの頭上には、1962年を通じて、常に暗雲が立ち込めていた。」
「さらに、1963年には、いきなり、べーカー事件も発生し、最悪の幕開けとなったのである。」
「エステスの場合とまったく同様、この噂が広まるにつれ、
ジョン・ケネディは、副大統領のスキャンダルが、いずれは自分の政権運営をも、
まきぞえにするのではないかと案じはじめた。」
「べーカーの一件で、リンドン・ジョンソンが、とりわけ不安になったのは、
彼と軍需産業との密接なかかわりが、この事件で明るみになる恐れがあったからだ。」
「ボビー・べーカー事件の時と同じく、
ケネディ大統領は、ゼネラル・ダイナミックス社選定の経緯について、
調査を開始するよう連邦議会に指示を出したばかりだったのだ。」





















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